知多 / THE CHITA
種類 シングルグレーンウイスキー
度数 43%
地域 愛知県知多市
メーカー サントリー
味わい
バニラの甘い香りがやさしく香ります。
香り自体は強くなく樽由来のチョコの香りもありました。
そもそも主張の弱めな種類であるため
ガツンと来るようなインパクトはないものの上品な味わいを感じられます。
ハイボール=ソーダ割りにした時の味わいのバランスが良く
ついつい杯が進む、そんな印象です。
ストレートやロックで飲んでもおいしいのですが、
やはりハイボールにしてソーダで割った時のバランスが心地よく
味わいも一番引き立っているのではないかと感じました。
サントリー知多蒸溜所
1972年にサングレインとして設立され、翌年には蒸溜を開始し、
主にブレンド用のグレーンウイスキーを製造。
2015年に「グレーンウイスキー知多」が発売。
さらなるハイボール市場への盛り上がりへ一石を投じました。
ハイボール用に作られたとも言えそうな程、ソーダ割りとの相性が良く
ストレートやロックで飲んでも楽しめ、和食にも合わせられる
国内では万能型とも言えるウイスキーです。
「風香るハイボール」のキャッチコピーで見かけることも増えました。
そんな「知多」のおいしさの秘密は複雑さかもしれません。
グレーンウイスキーはサイレントスピリッツと言われ、
主張が強くないことから、他の原酒を引き立てる所が一つの魅力となっています。
そのようなグレーンウイスキーを知多蒸溜所では
ヘビー、ミディアム、クリーンという3つの原酒を作り分けています。
さらにその原酒を多様な樽で熟成させ、ブレンドすることで
グレーンウイスキーでは生み出しにくい複雑さを作り上げています。
本来主役ではないウイスキーにスポットライトをあて、
価値を造り出して製品化させたのはサントリーの技術と知識の集大成と言えるかもしれません。
ただ、工場は一般公開されていないのが残念です。
グレーンウイスキーとは
トウモロコシをはじめとした穀物を原料に蒸溜され、造られたウイスキーのこと。
トウモロコシ以外にも大麦や小麦など「モルトウイスキー」の原料である大麦麦芽も使用し、
穀類を組み合わせて造られています。
アメリカのバーボンウイスキーの場合51%以上使用することが義務付けられており、
ライ麦やその他穀類を組み合わせて生産されています。
グレーンウイスキーは連続式蒸溜機で造られ、
生産効率が高く大量生産される反面、香味が少なく個性が出にくいと言われております。
その特徴から「サイレントウイスキー」と呼ばれ、
モルトウイスキーとブレンドするブレンデッドウイスキーの原酒として
使用されることがほとんどです。
その中で発売された「知多」は個性が乏しいと言われるグレーンウイスキーを
原酒のバリエーションを増やし、
グレーン同士をブレンドすることで複雑な味わいを生んだ画期的な商品だと言えます。
ウイスキーを研究し尽くし
グレーン原酒の作り分けをできるサントリーグループゆえの商品とも言えるでしょう。
手軽においしいハイボールなら「知多」一択といっても過言ではないかもしれません。
下表はモルト、グレーンの対照表です。ご参照下さい。
蒸溜方法 | 香味成分 | 呼称 | |
モルトウイスキー | 単式蒸溜 | 豊富 | ラウドスピリッツ |
グレーンウイスキー | 連続式蒸溜 | 少ない | サイレントスピリッツ |
簡単!おいしいハイボールの作り方
コロナの影響で家飲みが多くなり
自宅でハイボールを作られる方も多くいらっしゃるかと思います。
今回は簡単にできる、おすすめの作り方をご紹介します。
おすすめハイボールの作り方
①氷を入れたグラスにウイスキーを注ぐ
②マドラーなどで氷とウイスキーを馴染ませる
ココがポイント
この時16~20回程度回すと氷とウイスキーが馴染み、
ほぼ同じ温度になると言われております。
③氷を避けてソーダを注ぐ
ココがポイント
ウイスキー:ソーダの比率は1:2がおすすめ
④やさしく1回混ぜる
全体で特に重要なところは②です。他でソーダ割をする時も私はいつも行います。
この工程を加えるだけで本当に馴染みが良くなり、すいすい飲めます。
良ければぜひ一度お試し下さい。
参照用HP
メーカーHPはこちら→ https://www.suntory.co.jp/whisky/chita/
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送料無料 サントリー ウイスキー 知多 43度 700ml 国産ウイスキー北海道 300円 中国・四国 100円 九州 300円 沖縄 500円
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