深穏 shinon 2017 Kenzo estate
種類 赤ワイン
度数 15.2%
地域 アメリカ カリフォルニア州 ナパ
メーカー ケンゾー エステイト
特記事項 品種 カベルネ・ソーヴィニョン90%
ケンゾー エステイトについて
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ケンゾーエステート 深穏 しのん shinon 2017年 正規品 辛口 赤 ワイン 750ml【ケンゾーエステート】深穏 しのん shinon 2017
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カプコン創業者である辻本憲三氏が1990年に設立したワイナリーで
ワインに関わる人では知らない人はいないのではないでしょうか。
2019年には全米メディアの世界トップ100ワイナリーにも選ばれ、
国内外で高く評価されているワイナリーです。
おそらく転機は初収穫を迎えた2001年。
ブドウなど植えられていなかった土地を開墾し、ついにこぎ着けた初収穫の時期です。
著名なブドウ栽培家であるデイヴィッド・アブリューをチームに迎えるにあたり
アブリューから出された条件、
それは14万本すべてのブドウ樹を引き抜き植え替えることでした。
ワインの原料であるブドウ樹を植え替えることは
ゼロからやり直すことを意味し
ワインを造るまでに3~4年、熟成等含めるとそれ以上かかることになります。
その条件を基にブドウ畑を一からやり直したことは
逸話としても語り継がれています。
現在の評価を見ればその結果は一目瞭然です。
ワイン産地 ナパヴァレー
ケンゾーエステイトはカリフォルニア州ナパヴァレーにある
ワイルドホースヴァレーに位置しています。
ナパヴァレーの中でも南東に位置し
標高の高さやさらに南側にあるサンパブロ湾からの風の影響により、
ナパヴァレーの中では冷涼な気候となっています。
本来、赤道に近い南側の方が気温が高くなりますが、
南側からの風の影響によりナパヴァレーにおいては
北側にある産地のカリストガの方が暑い地域となります。
その影響で温暖以上の地域で育つカベルネソーヴィニヨンだけでなく
冷涼気候向きのピノノワールもワイルドホースヴァレーで育てられています。
ブドウを成熟させるための日照は確保しながら
標高による冷却効果や昼夜温度の高低差によりブドウの糖度を上げ、
凝縮感が生まれているのかもしれません。
アメリカのワイン生産量の80%はカリフォルニア州ですが、
その内ナパヴァレーは4%です。
ナパヴァレーは銘醸ワイン産地で高品質ワインを生み出しています。
味わい
黒系果実、ナツメグやトーストの香り。
きめ細やかな渋みを感じたのは初めてでした。
なめらかな口当たりで
果実味もあり、バランス良くしっかりした酸味で引き締まっています。
アルコール度数15.2%を感じさせないほど
なめらかな舌触りで広がっていき、後味も長い。
シルクのカーテンのようなイメージでした。
カベルネ・ソーヴィニョン自体は渋味を強く感じるので
緩和するためにも樽熟成させるので、
カリフォルニアのカベルネ・ソーヴィニョンと聞くと樽の風味が強いのではと思いました。
shinonは何よりも原料のブドウを大切にして
果実の風味を引き出そうとしている印象を受けました。
「ワインにおいての樽は料理の塩である。
適量使えば料理を引き立て、使いすぎると塩の味になる。」
ソムというドキュメントの中でソムリエが言っていたセリフですが、
今回は原料の果実味が引き立ち、樽風味は絶妙でした。
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ケンゾーエステート 深穏 しのん shinon 2017年 正規品 辛口 赤 ワイン 750ml【ケンゾーエステート】深穏 しのん shinon 2017
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参照用HP
メーカーHPはこちら→https://www.kenzoestate.jp/
https://www.kenzoestate.jp/1851
上記は「オーパスワン」と「shinon2017」が比較された記事の紹介です。
雑誌に掲載された記事がメーカーホームページで紹介されています。
ブドウ栽培の違いに触れており、ご興味ある方はぜひご一読下さい。