今回はスコッチ ブレンデッドウイスキーのキーモルトをご紹介し
キーモルトはその名の通り
ブレンデッドウイスキーを形作る上で核となる味わいのウイスキー
多いものでは50種類程度ブレンドされているものもあります。
今回は主要三ブランドのキーモルトをご案内します。
ブレンデッドウイスキーとは
穀類の原料を大麦麦芽のみで作るシングルモルトと
トウモロコシや
それぞれ単一だと出せない味わいを作り出しています。
そのブランドの熟成年数や価格、
シングルモルトの比率も上がると言われ
ブレンデッドウイスキーの歴史は
1853年エジンバラの酒商アンドリューアッシャーが蒸溜年の違う
シングルモルトをブレンドしたのをきっかけに広まっていきます。
ブレンドする最大の目的は味を均一化させることです。
複雑さを生み出す、味を安定させることもその目的となります。
当時のブレンド会社と蒸溜所の結びつきの強さからキーモルトが決まっている。
そんなことを知りながら飲むと興味深いところがありますね。
さて
今回紹介するのは以下のブレンデッドウイスキーのキーモルトです。
・ジョニーウォーカー
・デュワーズ
・オールドパー
ジョニーウォーカー
ジョニーウォーカーは
世界一売れているスコッチのブレンデッドウイスキー
シリーズ総計の世界シェアは約20%。
四角いビンは船で運ぶ際、箱にスキマが生まれて割れないように
そして
ラベルは24度に傾け、世界のどこにおいても見つけられるように
その精神は引き継がれ、今も同じ仕様で販売されています。
そのキャラクター
ストライディングマンを一度は見たことがあるのではないでしょうか。
そんなジョニーウォーカーのキーモルトはカーデュです。
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12,15,18年がスタンダード品として販売されています。
麦の香りが感じられ、ボディがしっかりしているので
他の原酒とブレンドした時に負けず、骨格を形造ることができます。
デュワーズ
デュワーズは
コストパフォーマンスの高さからバーテンダー人気No.1。
実業家アンドリュー・カーネギーを通じて
当時のアメリカ大統領(ベンジャミン・ハリソン)に紹介されたことで
全米にデュワーズブランドが広がりました。
今もなお全米でスコッチの代名詞として知られています。
キーモルトであるアバフェルディ蒸溜所はデュワーズのために
設立された蒸溜所です。
デュワーズのキーモルトはアバフェルディです。
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ウイスキー アバフェルディ 12年 700ml (70023) 洋酒 Whisky(32-3)
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12,16,21年がスタンダード品として販売されています。
ハチミツでも飲んでいるかのようにトロっとした甘やかな香りで
ミツバチにでもなった気分になります。
オールドパー
オールドパーは
イギリス史上最長寿と言われ152歳まで生きたトーマス・パーにちなんで名付けられたブランド。
現行ボトルに描かれた肖像画はかの有名なルーベンスの作。
ボトルが倒れないことから
田中角栄をはじめとした政治家に愛されたウイスキーです。
岩倉使節団を率いた岩倉具視がお気に入りのスコッチとして
オールドパーを日本へ持ち帰ったと言われています。
そんなオールドパーのキーモルトはクラガンモア
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12年がスタンダード品として販売されています。
麦の香りと麦の甘味がしっかりと感じられます。
まとめ
いかがでしたか。
好きなブランドのキーモルトをチェックしてみると
そのブランドに対しての理解がより深まるのではないでしょうか。