今回は美味しい「カスクストレングス」バーボンウイスキー3選です。
品薄になっているものも含まれており、本当は教えたくないラインナップです。
ウイスキーに興味を持ち、どんどん飲み進めていくと出会う「カスクストレングス」。
その魅力に取りつかれてしまうと、スタンダード品へ戻れません。
そう言っても過言ではない、カスクストレングスをぜひ味わって頂きたいと思い、
断腸の思いでご紹介します。
カスクストレングスで美味しかったものに「バーボン」が多かったので
今回はバーボンに限定しています。
カスクストレングスとは
カスクストレングスとは樽のままの度数でボトリングされたウイスキーのことです。
このように単語を切り離すとわかりやすくなります。
カスクストレングス(Caskstrength) = Cask(樽)+ Strength(アルコールの強さ)
蒸溜されたウイスキー原酒は度数を調整し、樽に入れ熟成させます。
スコッチの樽入れ度数(バレルエントリー)は63.5%が
一番オーク樽の成分を引き出すとされており、
バーボンの場合は62.5%以下でのバレルエントリーが規定により義務付けられています。
スタンダード品などそのほとんどは樽熟成させた原酒を仕込み水で加水し、
アルコール度数40~43%程度に調整後、ボトリングを行っています。
では、カスクストレングスの魅力とは一体何でしょうか。
度数が強い分、凝縮された成分が多いと考えられており、
コクや旨みを感じ、シンプルに美味いです。
熟成に際して、成分を数値で管理している蒸溜所もありますが、
その味わいをチェックし、熟成のピークを見極めた上で
どのラインナップに使用するか判断されます。
その中でも、
他の原酒とのブレンドや加水さえせず瓶詰めすることが最高の状態である
と判断されたウイスキーのみが
カスクストレングスとして販売されています。
ボトル数も少なく、とても貴重な存在なのです。
以下、厳選したものをご紹介します。
スタッグJr
売り切れ中で写真がありません。 年2回のみ生産です。 |
価格帯:12,000円以上
度数:63~64% ※ヴィンテージによる
※熟成する環境によりアルコール度数が上がる場合もあります。
メーカーズマーク カスクストレングス
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ウイスキー メーカーズマーク カスクストレングス 700ml (71157) 洋酒 Whisky(36-0)
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価格帯:7,000円前後
度数: 55.35~55.45% ※ヴィンテージによる
ワイルドターキー レアブリード
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【包装不可】 ワイルドターキー レアブリード 58.4度 箱付 700ml 正規
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価格帯:4,650~円
度数:58.4% ※ヴィンテージにより幅有り
まとめ
スタッグJrは本当に見かけなくなりました。
度数が超絶高いのですが、本当に美味しくて初めて飲んだ時の衝撃が今も忘れられません。
余裕をかまさず、酒屋で見かけた時に買えば良かったと反省しています。
プレミア価格で買うのは悔しいので
定価で見かけた時は迷わずゲットすることを強くおすすめします。
コスパで言うと、メーカーズマーク、ワイルドターキーのカスクストレングスも良いと思います。
樽によって味が一定でないことがカスクストレングスの魅力の一つでもあり、
生産量も多く、定期販売していると種類が多く、楽しむ幅も広がるので
良ければぜひ試してみてください。