今回はスコッチウイスキーのラフロイグ特集です。
スコットランドのインナーヘブリティー諸島に位置するアイラ島。
そんなアイラ島の南側にラフロイグ蒸溜所はあります。
ラフロイグはゲール語で「広い入り江の美しい窪地」の意味。
シングルモルトウイスキーでは初のイギリスのロイヤルワラント(王室御用達)
アイラ島 シングルモルト販売数としては不動の1位であり、生産量ではカリラに次いで2位。
好きか嫌いか
こんなコピーが話題となった
好みが分かれてしまうウイスキー
初めは抵抗を感じてもいずれクセになってしまうピート香。
お好みに合わせてラフロイグを選んでみてはいかがでしょうか。
製法の特徴
蒸留所内でのフロアモルティングが全体の15%、
残りの85%は近くにあるポートエレン製麦所(旧ポートエレン蒸溜所)より購入しています。
蒸溜時のカットは遅らせることでスモーキーさをより引き出しています。
その後アルコール度数67%になった留液を樽に入れ、熟成させます。
熟成のほとんどはファーストフィルバーボン樽を使用します。
ファーストフィルとはバーボンの熟成に一度使われたことを意味しています。
蒸溜所によっては樽の影響を考慮し
2ndフィル、3rdを標準で使用する蒸溜所もあります。
歴史
ラフロイグ蒸溜所はジョンストン兄弟によって1815年に設立。
1887年にはハンター家が経営権を獲得。
以降数々のブレンデッドウイスキーに良質な原酒として供給されていました。
当時の経営者イアンハンターの病気により
実質的に蒸溜所運営を任されていたベッシー・ウイリアムソンが
1954年に経営を任されることとなる。
採用当時は秘書だったベッシ―・ウィリアムソン。
第二次世界大戦時には弾薬庫としても機能していた歴史を持つラフロイグ蒸留所。
戦時中も実質的にベッシ―・ウィリアムソンが切り盛りしており
従業員やストックウイスキーを守り切りました。
ファーストフィルバーボン樽での熟成を始め、
ラフロイグ中興の祖と呼ばれ、現在もその熟成法は受け継がれています。
1970年代にはアイラのシングルモルトとして発売。
1994年シングルモルトとしては初のロイヤルワラントを下賜。
今もアイラモルト不動の人気を誇るラフロイグ。
ラガヴーリンとの紛争
ラフロイグ蒸溜所の方針転換により
ピーター・マッキー率いるホワイトホース社にウイスキーの供給をやめました。
その出来事がきっかけで
訴訟を起こされ、※この訴訟はラフロイグの勝訴
ついには
ラフロイグから従業員を引き抜き、
ラガヴーリン蒸溜所内に新しくモルトミル蒸溜所を建設。
同製法、同蒸溜方法でウイスキーを造り、
ラフロイグを追い込もうとするも
同じウイスキーは作ることができませんでした。
モルトミル蒸溜所は次第に生産量を落としていき、
現在はビジターセンターとなっています。
現行ラインナップ
ラフロイグ セレクト 【普及品】
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【包装不可】 ラフロイグ セレクトカスク 40度 箱付 700ml
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ラフロイグ10年 【スタンダード品】
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【包装不可】 ラフロイグ 10年 40度 箱付 700ml 並行
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ラフロイグ ロア 【限定品】
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ラフロイグ クォーターカスク 【限定品】
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【包装不可】 ラフロイグ クォーターカスク(クオーターカスク) 48度 箱付 700ml shibazaki_LF10LFQ shibazaki_LFQ
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ラフロイグ 25年 【希少品】
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【国内少量入荷★シェリーの甘さと絡み合うピートの爆発】ラフロイグ 25年 カスクストレングス 2016リリース 48.6% 700ml
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まとめ
いかがでしたでしょうか。
ラフロイグ蒸溜所を知ることでよりラフロイグを楽しめます。
ラフロイグの飲み比べも試したくなりますね。
バーも活用しながら楽しんで頂けたらと思います。